学校伝染病について

“保育園・幼稚園・学校へ行っても良いか?休まなければならないか?”

■手足口病・ヘルプアンギーナ
 手足の水ぶくれが乾いて、口内炎が治っても、便の中には原因のウイルスが長い間出てきます。トイレで用を済ませた後は手洗いをきちんとしましょう。 口内の発疹で食事を取りにくい、身体がだるい、下痢、頭痛などの症状がなければ、学校を休む必要はありません。

■伝染性紅斑(りんご病)
 顔が赤くなったり、腕や腿、身体に発疹が出た時はすでにうつる力が弱まっていることから、学校を休む必要はありません。 また、いったん消えた発疹は日光に当たったり、興奮したり、入浴後などに再び出てくることがありますが、これらは再発ではないので心配いりません。 発熱、関節痛などの症状がなく、本人の健康状態が良好であれば学校へ行ってかまいません。

■頭虱(あたまじらみ)
 互いに触れ合って遊ぶ機会の多い幼児・小学生に最近ではよく発生します。発生した場合はその周囲がみんな一斉に治療を始めることが大切です。 1人を出席停止にしてもすでに周りにうつっている場合もあります。頭虱は決して不潔だから感染したのではありません。頭虱だからと差別扱いしてはいけません。 治療処置を始めさえすれば、学校を休む必要はありません。

■伝染性軟属腫(みずいぼ)
 幼児・小児によく生じ、放っておいても自然に治ってしまうことがありますが、それまでには長時間を要するため、周囲の小児に伝染することを考慮して、治療します。 プールなどの肌の触れ合う場ではタオルや水着、またプールのビート板や浮輪の共用を控えるなどの配慮が必要です。この疾患のために学校を休む必要はありません。

■伝染性膿痂疹(とびひ)
 水ぶくれやびらんの浸出液を触ったり、引っ掻いたりすると、中の細菌で次々にうつります。特に鼻の入り口には原因の細菌が沢山いるので鼻をいじらない様にしましょう。 病変が広範囲の場合はとびひが乾燥するまで、そして発熱などの全身症状のある場合には、出席停止を必要とする場合があります。病変を外用処置して、きちんと覆ってあれば、学校を休む必要はありません。

(日本臨床皮膚科医学会、平成15年12月作成)