院長コラム更新！『心不全について』その1。

院長コラム更新しました。今回は『心不全について』です。

『心不全について』は3回に分けて更新します。今回は１回目です。

新年は寒さが厳しいかと思いきや暖かい日もあるなど、今年は温度差が激しい冬となっています。特に高齢の方にとっては者はこのような温度差が原因で体調不良になることもありますが、この「体調不良」と思っていることが、実は大きな病気が隠れていることも少なくありません。　「最近、息切れや疲労感が抜けない。食欲もなく、もう寿命かも」とずいぶん弱気で来院された患者さんを当院で精査したところ、「心不全」が原因とわかることもありました。見つかりました。心不全とは、心臓が血液を全身へ適切に送り出す能力が低下した状態を指します。体の組織や臓器に必要な酸素や栄養が十分に供給されなくなり、倦怠感や息切れ、咳、食欲不振などの症状が出ます。心不全は急性と慢性の場合があり、特に慢性はわかりにくく進行性であるため早期の診断と治療が重要です。歳だからしょうがないと諦めずに、まずは相談することが大切です。次回では、心不全の検査や投薬治療について触れてみたいと思います。

202501院長コラム（心不全 その1).pdf